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インスタレーション作品

公開期間:2011.11.19(sat)ー23(wed)
会場:studio nagoya










写真:横関浩

ito <hito>

これは糸(紐)の線的で柔軟な特性を利用した仕切りについての試みである。
フラットな空間に大小2つの糸によって作られる面を持った円筒状の空間を配した。

面は一つながりの糸を編みこむことで作られている。それによって出来る菱形の開口は、触れて、かき分けて広げることができる。それは、糸自体の伸縮によって為されるのではなく、糸の連動により、隣接するひし形、それにまた隣接するひし形と、編まれて作られたひし形が順々に萎んでいくことで成立する。その時、触れられることによって変形した形状は保持され、面に可動範囲内で自由に開けられる開口となる。また、広げた開口は糸を引き戻して閉じることもできる。それにより、糸の円筒は対面する人の振る舞いに応じた編化をもたらされることになる。

これは糸の面を媒体として、振る舞いの痕跡を空間に残すこととも言える。
そして、それはまた新たな人の振る舞いや、空間の変化に繋がっていく。

糸という細い物体で作られた仕切りは、ほんの些細な存在かもしれない。しかし、そこには確かに内と外があり、変化する境界はその関係性を間違いなく変化させるであろう。


かかわった人々:小林翔, 山田大治朗, 林隆博, 今井大輔, 岸端佑二郎, 後藤宏旭, 若山智哉, 鈴木智也, 立石翔也, 内藤有沙, 小原亮介, 高橋拓也

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